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ジェントルマックスプロとプロプラスの違いは?ヒゲ・VIO・全身脱毛で見る選び方

GentleMax ProとPro Plusは何が違う?国内公式仕様とレーザー脱毛研究をもとに、最大スポット径・2波長・ヒゲ/VIO/全身での選び方を整理します。

メンズ医療脱毛医師による医療情報レビュー済み公開日: 2026年9月11日更新日: 2026年9月11日公式情報確認日: 2026年9月11日
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目次

「ジェントルマックスプロとジェントルマックスプロプラスは、結局どちらがいいのか」「プロプラスの方が新しいなら、脱毛効果も必ず高いのか」と迷う人は少なくありません。

結論からいうと、GentleMax Pro(ジェントルマックスプロ)とGentleMax Pro Plus(ジェントルマックスプロプラス)は、どちらも755nmアレキサンドライトレーザーと1064nm Nd:YAGレーザーの2波長を搭載した、国内承認の長期減毛用医療レーザーです。 Pro Plusは後継機として最大スポット径やデリバリーシステムなどが拡張されていますが、「Pro Plusなら誰でも少ない回数で終わる」「Proでは効果が弱い」と断定できる臨床比較データは確認できません。

医療脱毛では機種名だけでなく、毛の太さ、肌色、照射部位、波長、フルエンス、パルス幅、スポット径、冷却、照射間隔、施術者の設定判断が結果に関わります。特にヒゲやVIOのような太く深い毛と、腕や脚のような広い面積では、重視するポイントが同じではありません。

この記事では、シネロン・キャンデラ日本法人の現行公式仕様、国内承認情報、レーザー脱毛の比較試験・系統的レビューをもとに、GentleMax ProとPro Plusの差を整理します。

先に結論|Pro Plusは「上位互換」に近いが、効果が自動的に上がるわけではない

まず、選ぶときに最も重要な点をまとめます。

項目GentleMax ProGentleMax Pro Plus
国内承認ありあり
755nmアレキサンドライトありあり
1064nm Nd:YAGありあり
国内公式の最大スポット径24mm26mm
国内公式のパルス幅0.25〜100msec0.25〜100msec
国内公式の最大繰り返し周波数最大10Hz最大10Hz
冷却DCDDCD
主な違い2波長を搭載した実績ある機種より大きいスポット径、GLXデリバリーシステムなど操作・効率面を拡張
脱毛効果適切な設定なら高い効果が期待できる適切な設定なら高い効果が期待できる
「Plusの方が必ず少ない回数」言えない言えない

大切なのは、Pro Plusの機械性能上の改良と、患者ごとの最終的な脱毛効果を同じものとして扱わないことです。

2機種はどちらもアレキサンドライト+YAGの2波長

GentleMax ProとGentleMax Pro Plusの最大の共通点は、1台に2種類のレーザー波長を搭載していることです。

755nmアレキサンドライトレーザー

755nmはメラニンへの吸収が比較的高い波長です。色の濃い毛にエネルギーを集めやすく、医療脱毛で長く使われています。

1064nm Nd:YAGレーザー

1064nmは755nmより波長が長く、表皮メラニンへの吸収が少ない性質があります。深部へ届きやすく、肌色や毛の深さを考慮して選択されます。

ヒゲやVIOでは、毛が太く深い位置にあるためYAGレーザーが選択肢になることがあります。一方、すべてのヒゲに必ずYAGが最良とは限らず、肌色・毛径・照射歴・痛みへの耐性などを見ながら調整します。

波長そのものの違いは、ヒゲ脱毛のレーザーはどれがいい?ヤグ・アレキ・ダイオードの効果・痛みを比較で詳しく解説しています。

国内での正式な使用目的は「長期的な減毛」

シネロン・キャンデラの日本公式ページでは、両機種ともレーザーの選択的熱作用により長期的な減毛を目的とした装置として案内されています。

GentleMax Proの医療機器承認番号は23000BZX00128000、GentleMax Pro Plusは30200BZX00304000です。

ここで「永久脱毛」という言葉を機械名と結びつけて絶対視しないことも重要です。医療レーザー脱毛は毛量を長期的に減らす治療ですが、部位や個人差によって再発毛は起こり得ます。

永久減毛の考え方は永久脱毛は本当に一生生えない?医療脱毛の「永久減毛」の意味と再発毛を解説で整理しています。

最大スポット径はPro 24mm、Pro Plus 26mm

国内公式仕様で分かりやすい差の一つがスポットサイズです。

  • GentleMax Pro:最大24mm
  • GentleMax Pro Plus:最大26mm

スポット径が大きいと、1ショットで覆える面積が増えます。全身、脚、背中、胸腹部など広い範囲では、照射効率を上げやすい要素になります。

ただし、スポット径が大きいほど常に高い出力を同じ条件で使えるわけではありません。レーザー装置ではスポット径、フルエンス、パルス幅、皮膚反応などを組み合わせて設定します。

また、顔の細かい部位や骨の近くなどでは大口径だけが重要ではありません。部位ごとに適したスポットを選ぶ必要があります。

Pro PlusのGLXデリバリーシステムは施術効率を高めるための改良

Pro PlusにはGLX Delivery Systemが用意され、シネロン・キャンデラは12〜26mmのスポットサイズを1本のアプリケーターで扱えること、患者ごとの切り替え時間や施術時間を短縮できることを特徴として挙げています。

この改良は、特に多数部位を連続して照射する全身脱毛で運用上の利点があります。

ただし「施術時間が短い=毛がより減る」という意味ではありません。

施術効率と臨床効果は分けて考える必要があります。大きいスポットで効率よく照射できても、毛の状態に合わない波長や設定であれば理想的な結果になりません。

「Proは2Hz、Plusは3Hz」と単純比較しない方がよい

インターネット上では「Proは1秒2ショット、Plusは1秒3ショット」といった比較を見かけます。

しかし、2026年9月に確認したシネロン・キャンデラ日本法人の現行製品仕様では、GentleMax ProもPro Plusも繰り返し周波数は最大10Hzと記載されています。

一方、クリニックの説明ページでは特定のスポット径や実際の脱毛運用条件における照射速度を示している場合があります。

したがって、異なる条件の「Hz」を横並びにして、機械全体の性能差とみなさない方が安全です。機器比較では、メーカー公式の現行仕様と、クリニックが実際に使用するハンドピース・スポット径・照射設定を分けて確認してください。

パルス幅も国内公式では両機種0.25〜100msec

パルス幅は、レーザーエネルギーをどの程度の時間で届けるかを表す重要な設定項目です。

シネロン・キャンデラ日本法人の現行製品仕様では、

  • GentleMax Pro:0.25〜100msec
  • GentleMax Pro Plus:0.25〜100msec

とされています。

「Pro Plusだけが短いパルスを使える」と単純化するのは、少なくとも国内現行公式仕様とは一致しません。

実際の脱毛では、短ければ短いほどよいわけでもありません。毛径、肌色、反応、安全性を見て設定されます。

最大フルエンスも国内公式値では同等

国内公式製品ページでは、両機種とも最大フルエンスとして、

  • アレキサンドライト:最大150J/cm²
  • Nd:YAG:最大200J/cm²

が示されています。

もちろん、これは装置の仕様上の最大値であり、患者にそのまま最大値で照射するという意味ではありません。

医療脱毛では、表皮の安全性を確保しながら毛包へ十分な熱作用を与える必要があります。肌色や日焼け、毛量、部位によって設定は大きく変わります。

「最大出力が高い機械だから、いつも最大出力で打つほど効果が高い」という理解は誤りです。

DCD冷却は両方に搭載

GentleMax ProとPro Plusは、どちらもDCD(Dynamic Cooling Device)を搭載しています。

レーザー照射直前に寒剤を噴射して表皮を冷却し、皮膚を保護する仕組みです。

医療脱毛では十分なエネルギーを毛包へ届ける一方で、表皮の熱損傷を避ける必要があります。冷却は痛みだけでなく安全性にも関係する重要な要素です。

ただし、冷却機能があるから熱傷が絶対に起こらないわけではありません。照射条件、日焼け、肌質などによってリスクは変わります。

熱傷についてはメンズ医療脱毛でやけどは起こる?水疱・色素沈着の原因と受診目安も確認してください。

Pro Plusならヒゲ脱毛の回数は必ず減る?

現時点で、GentleMax ProとGentleMax Pro Plusを同条件で直接比較し、「Pro Plusの方がヒゲ脱毛の必要回数を有意に減らした」と示す質の高い臨床試験は確認できません。

Pro Plusは機械として新しく、最大スポット径やデリバリーシステムに改良があります。しかし脱毛回数は、

  • 毛周期
  • 毛密度
  • 毛径
  • 肌色
  • 波長
  • フルエンス
  • パルス幅
  • 照射間隔
  • 過去の脱毛歴
  • 到達したいゴール

に左右されます。

したがって「Pro Plus指定なら5回、Proなら10回」といった機械名だけの回数予測は適切ではありません。

医療脱毛の間隔は医療脱毛の間隔は何週間あける?毛周期・ヒゲと全身の違い・空きすぎた場合を解説を参考にしてください。

755nmと1064nmの長期効果はどちらも臨床試験で確認されている

GentleMax ProとPro Plusそのものの直接比較ではありませんが、アレキサンドライトとNd:YAGという波長の長期的な脱毛効果を比較した研究はあります。

2008年の無作為化・評価者盲検試験では、20人の脚を複数領域に分けて、755nmアレキサンドライト、1064nm Nd:YAG、両者の併用を4回照射しました。15人が18か月評価まで完了しています。

18か月後の平均毛量減少率は、

  • 12mmアレキサンドライト:75.9%
  • 18mmアレキサンドライト:84.3%
  • Nd:YAG:73.6%
  • 併用:77.8%

で、群間差は有意ではありませんでした。

この研究では併用照射で痛みと色素沈着が多く、単純に「2波長を重ねればより効く」とは言えない結果でした。

ただし、これはGentleMax ProとPro Plusの比較試験ではなく、対象も少数、脚、Fitzpatrick III〜IV型の研究です。ヒゲへそのまま数値を当てはめることはできません。

2022年の系統的レビューでも「どのレーザーが絶対優位」とは言いにくい

2022年の長期減毛に関する系統的レビューでは、毛周期1回分以上の長期追跡を行ったRCTは5件、合計223人しか条件を満たしませんでした。

報告された長期毛量減少率は、

  • Nd:YAG:30〜73.61%
  • アレキサンドライト:35〜84.25%
  • ダイオード:32.5〜69.2%

でした。

範囲が広いのは、部位、照射条件、研究設計などが異なるためです。

このレビューからも「同じ波長を搭載するPro PlusだからProより臨床効果が何%高い」といった推定はできません。

2023年のネットワークメタ解析でもレーザー間の明確な優越は示されていない

2023年のネットワークメタ解析では、13件のRCT、652人を対象にレーザー・光治療を比較しました。

一部の時点でダイオードレーザーは無治療対照に対して毛髪数を有意に減らしましたが、レーザー介入同士では明確な有意差を認めず、長期的にどの方式が最も優れるかは追加研究が必要と結論されています。

これは「機械は何でも同じ」という意味ではありません。

むしろ、機械名だけで優劣を断定するより、肌質・毛質・部位に合わせて適切に使うことが重要だと理解する方が実際的です。

色黒肌・日焼け肌では波長選択がより重要

肌色が濃い場合、表皮のメラニンもレーザーエネルギーを吸収しやすくなります。

2020年のFitzpatrick III〜VI型を対象とした系統的レビュー・メタ解析では、長パルスNd:YAGはIPLと比べて炎症後色素沈着の点で有利な方向を示しました。

GentleMaxシリーズではアレキサンドライトとYAGの両方を選択できるため、肌色や毛の状態に応じた使い分けができることが利点です。

ただし「色黒なら必ずYAGで安全」「日焼け直後でもYAGなら照射できる」とは限りません。強い日焼けや炎症がある場合は延期になることがあります。

日焼け肌での注意点は日焼け肌・色黒肌でも医療脱毛できる?YAG・アレキの違いとやけどリスクを解説で解説しています。

ヒゲではProとPro Plusのどちらを選ぶ?

ヒゲは太く密度が高く、深い毛が混在します。さらに顔面は痛みを感じやすい部位です。

ヒゲ脱毛で確認したいのは機種名だけではなく、

  1. 1064nm Nd:YAGを使えるか
  2. アレキとYAGを切り替える基準があるか
  3. 麻酔の選択肢があるか
  4. 照射後の肌トラブルへ対応できるか
  5. 回数が進んで毛質が変わったときに設定を見直すか

です。

GentleMax ProでもPro Plusでも2波長を搭載しているため、機種名だけでヒゲの適否を決める必要はありません。

痛みと麻酔はメンズ医療脱毛はどれくらい痛い?ヒゲ・VIO・全身の痛みと麻酔・冷却を解説も参考にしてください。

VIOでは「新しい機種」より肌色・毛の深さ・痛みを確認

VIOも毛が太く、肌色が濃い部分を含みます。

そのためYAGレーザーが選択されることがありますが、YAGは深部へ届く一方で痛みを強く感じる人もいます。

VIOでは、

  • 陰部周囲の色素沈着
  • 毛の太さ
  • 照射範囲
  • 痛み
  • 麻酔
  • 剃毛
  • 炎症がある部位を避ける判断

などが実際の満足度に影響します。

Pro Plusの最大26mmスポットは広範囲で効率面の利点がありますが、VIOの細かな形状では大口径が常に中心になるわけではありません。

メンズVIO脱毛全体の回数・範囲はメンズVIO医療脱毛は何回でツルツル?料金・痛み・照射範囲・後悔しない選び方で確認してください。

全身脱毛ではPro Plusの大口径・運用効率の利点を感じやすい

全身脱毛は照射面積が大きいため、Pro Plusの改良点と相性がよい領域です。

最大26mmのスポット径やGLXデリバリーシステムは、脚・背中・胸腹部など広い範囲を効率よく処理するうえで実務上のメリットがあります。

ただし実際の施術時間は、

  • 照射範囲
  • 剃り残し
  • 体格
  • 2人体制か1人体制か
  • マーキング
  • 波長切り替え
  • 冷却
  • 痛みで休憩を入れるか

でも変わります。

「Pro Plusだから必ず全身60分」と決めつけるのは避けてください。

全身脱毛の回数や料金はメンズ全身医療脱毛は何回必要?5回の効果・料金・ヒゲやVIOを含む範囲を解説で整理しています。

産毛にはPro Plusの方が必ず強い?

産毛はメラニンが少なく、太い毛よりレーザーが反応しにくい傾向があります。

Pro Plusは新しい機種ですが、新しい機械だから産毛へ必ず高い効果が出るとは言えません。

産毛では設定を上げればよいという単純な話でもなく、硬毛化リスクも考える必要があります。

特に上腕、肩、背中、うなじなどは、もともと細い毛が多い部位です。適応とリスク説明を確認してください。

硬毛化については医療脱毛の硬毛化とは?毛が濃くなる確率・原因・治る可能性と対処法を解説を参考にしてください。

クリニック選びで「機械指定」ができるかは重要

GentleMax ProやPro Plusを希望して契約するなら、次を確認してください。

  • 希望機種を毎回指定できるか
  • 指定に追加料金があるか
  • 院によって設置機種が違うか
  • 予約枠によって別機種になることがあるか
  • 波長指定までできるか
  • 医師・看護師判断で別波長へ変更することがあるか
  • 故障時やメンテナンス時の代替機は何か

「クリニックの広告に機械名が載っている」ことと、「自分の予約で毎回その機械を使用できる」ことは別です。

契約前に確認しておくと、機械指定を重視する人は後悔しにくくなります。

WINクリニックはGentleMax Pro Plus使用を公式に明示

WINクリニックは公式サイトでGentleMax Pro Plusを使用していることを案内し、26mmスポットを導入していると説明しています。

機械をPro Plusに絞って比較したい人にとっては、機種が公式に明示されていることが分かりやすいポイントです。

ただし、機械が新しいことだけでクリニックの優劣を決めるのではなく、料金、照射範囲、麻酔、キャンセル条件、予約の取りやすさ、肌トラブル対応も比較してください。

湘南美容クリニックは院ごとに機器確認が必要

湘南美容クリニックでは、院の公式ページでGentleMax Proを導入していることが案内されている例があります。たとえば高槻院はGentleMax ProとSplendor Xを案内しています。

一方で、全国すべての院・すべての予約枠で同一機種が使えると本文から断定することはできません。

湘南美容クリニックでGentleシリーズを希望する場合は、通う予定の院で現在取り扱っている機器と、機械指定の可否を予約前に確認するのが確実です。

広告提携の有無は医療的な優劣を意味しません。最新の機器、料金、施術範囲、キャンペーン、機械指定ルールは各院の公式情報を確認してください。

「機械が同じならどこのクリニックでも同じ」ではない

同じGentleMax Pro Plusを使っていても、施術は完全に同一にはなりません。

差が出る可能性があるのは、

  • 診察での肌状態評価
  • 波長選択
  • フルエンス調整
  • パルス幅調整
  • スポット径
  • 重ね打ちを避ける技術
  • 痛みへの対応
  • 打ち漏れ時の再照射基準
  • 毛嚢炎・熱傷時の診療体制

などです。

レーザー装置は治療の重要な要素ですが、機械だけが結果を決めるわけではありません。

逆に「古いProだから避けるべき」とも言えない

GentleMax ProはPro Plusの前世代ですが、国内承認を取得し、755nmと1064nmの2波長、DCD冷却、可変パルス幅を備えています。

Pro Plusの方が最大スポット径やデリバリーシステムで進化している一方、Proが「効果の低い機械」へ変わったわけではありません。

適切な対象へ適切な設定で使うことが重要です。

「最新機種」という言葉だけに追加料金を払う前に、何が自分にとって実際のメリットになるのかを確認してください。

Pro Plusを優先しやすい人

次のような人はPro Plusを優先候補にしてもよいでしょう。

  • 全身など広範囲を効率よく照射したい
  • 26mmスポット導入院を希望する
  • Gentleシリーズの後継機を指定したい
  • 通う院でPro Plusを確実に指定できる

ただし、これらは「治療効果が必ず高い」という意味ではなく、主に機器仕様・運用上の利点です。

Proでも十分に候補になる人

次のような場合はGentleMax Proでも十分に比較対象になります。

  • ヒゲなど狭い範囲が中心
  • 2波長を使い分けられることを重視する
  • 通いやすさや予約の取りやすさを優先する
  • 施術者の説明や照射方針に納得できる
  • Pro導入院の料金条件が自分に合う

医療脱毛は複数回通うため、機械の世代差より通院条件が継続率に影響することもあります。

カウンセリングで聞くべき8項目

機械比較で迷ったら、次をそのまま質問すると整理しやすくなります。

  1. 私の予約ではGentleMax ProまたはPro Plusを指定できますか?
  2. ヒゲではアレキとYAGをどう使い分けますか?
  3. 回数が進んで毛が細くなったとき設定は変えますか?
  4. 日焼けや色素沈着がある部位はどう判断しますか?
  5. 麻酔は利用できますか?
  6. 打ち漏れが疑われる場合の再照射基準はありますか?
  7. 毛嚢炎ややけどが出た場合は診察できますか?
  8. 機械指定に追加料金や予約制限はありますか?

この回答が具体的なクリニックは、機械名だけで宣伝している院より治療イメージを持ちやすくなります。

よくある質問

ジェントルマックスプロプラスはプロより効果が高いですか?

機器仕様上はPro Plusが後継機で、最大スポット径やデリバリーシステムに改良があります。しかし、同条件でProとPro Plusを直接比較し、必要回数や長期減毛率の明確な優位を示した高品質な臨床試験は確認できません。効果は設定、毛質、肌質、部位などでも変わります。

Pro Plusならヒゲが5回で終わりますか?

一律には言えません。ヒゲは毛量や密度、希望する減り方の個人差が大きく、5回で自己処理が不要になるとは限りません。

ProとPro PlusはどちらもYAGを使えますか?

はい。どちらも755nmアレキサンドライトと1064nm Nd:YAGの2波長を搭載しています。

Pro Plusの最大スポット径は何mmですか?

シネロン・キャンデラ日本法人の現行仕様では最大26mmです。20〜26mmはオプション品として記載されています。

Proの最大スポット径は?

国内公式仕様では最大24mmです。20、22、24mmなど一部はオプション品です。

Pro Plusは照射スピードが必ず3Hzですか?

国内メーカー公式の現行仕様では繰り返し周波数は最大10Hzとされています。クリニックサイトで示される「2Hz対3Hz」などの数字は特定の運用条件を指している場合があるため、条件をそろえず単純比較しない方がよいでしょう。

パルス幅はPro Plusの方が短いですか?

国内公式仕様では両機種とも0.25〜100msecです。実際にどのパルス幅を使うかは部位・毛質・肌状態などによります。

ヒゲならYAGだけ選べばいいですか?

必ずしもそうではありません。太く深いヒゲではYAGが有力な選択肢ですが、肌色、毛の太さ、部位、痛み、過去の反応を見てアレキを含めて判断します。

色黒肌ならPro Plusの方が安全ですか?

安全性は機種世代だけでは決まりません。両方とも1064nm YAGを搭載しますが、日焼けや色素沈着の程度、出力設定などの評価が必要です。

全身脱毛ならPro Plusの方が向いていますか?

最大26mmスポットやGLXデリバリーシステムは広範囲照射の効率面で利点があります。ただし施術時間と最終効果はスポット径だけでは決まりません。

同じ機械なのにクリニックで痛みが違うのはなぜですか?

波長、フルエンス、パルス幅、スポット径、冷却、毛密度、麻酔、照射部位などが異なるためです。

GentleMax Pro Plusだけを使う院の方がよいですか?

機械指定を最優先する人には分かりやすい一方、料金・予約・麻酔・照射範囲・肌トラブル対応なども重要です。機械が一種類であること自体が医療の質を保証するわけではありません。

まとめ|「PlusかProか」より、2波長をどう使うかと運用条件を確認する

GentleMax ProとGentleMax Pro Plusは、どちらも755nmアレキサンドライトと1064nm Nd:YAGを搭載し、国内で長期減毛を目的として承認された医療レーザーです。

Pro Plusは後継機として最大スポット径が26mmまで拡大し、GLXデリバリーシステムなど施術効率に関わる改良があります。一方、国内公式仕様では両機種ともパルス幅0.25〜100msec、繰り返し周波数最大10Hz、DCD冷却を備えています。

臨床研究ではアレキサンドライトとNd:YAGの両方に長期減毛効果が示されていますが、ProとPro Plusそのものを直接比較して「Plusなら必要回数が明確に少ない」と示したデータは確認できません。

そのため、選ぶときは、

  • 自分の院で希望機種を指定できるか
  • アレキとYAGを適切に使い分けるか
  • 毛質変化に合わせて設定を調整するか
  • 広範囲では施術効率を重視するか
  • ヒゲ・VIOでは痛みと麻酔をどう扱うか
  • 肌トラブル時に診察できるか
  • 料金と通いやすさが継続可能か

を確認することが重要です。

「最新だから必ず一番効く」「旧型だから効果が低い」という二択ではなく、機器仕様の差と、自分の脱毛結果に影響する要素を分けて比較するのが合理的です。

参考文献・確認資料

  1. シネロン・キャンデラ. GentleMax Pro Plus(ジェントルマックス プロ プラス)製品情報. 医療機器承認番号30200BZX00304000.
  2. シネロン・キャンデラ. GentleMax Pro(ジェントルマックス プロ)製品情報. 医療機器承認番号23000BZX00128000.
  3. Gan SD, Graber EM. Laser hair removal: a review. Dermatol Surg. 2013.
  4. Davoudi SM, et al. Comparison of long-pulsed alexandrite and Nd:YAG lasers, individually and in combination, for leg hair reduction: an assessor-blinded, randomized trial with 18 months of follow-up. Arch Dermatol. 2008;144(10):1323-1327. PMID:18936396.
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  7. Efficacy of Laser in Hair Removal: A Network Meta-analysis. J Cosmet Laser Ther. 2023;25(1-4).
  8. WIN CLINIC. 医療レーザー脱毛・GentleMax Pro Plus公式情報.
  9. 湘南美容クリニック高槻院. 医療脱毛・導入機器案内(GentleMax Pro、Splendor X).

※本記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の照射設定を指定するものではありません。医療脱毛には赤み、腫れ、毛嚢炎、熱傷、色素変化、硬毛化などのリスクがあります。機器、照射可否、料金、機械指定、施術範囲は医療機関ごとに異なるため、最新の公式情報と診察時の説明を確認してください。

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