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自毛植毛の術式完全ガイド|FUE・FUT・DHI・刈り上げない植毛の違いと選び方

自毛植毛のFUE・FUT・DHI・刈り上げないFUEを整理。ドナー採取、傷跡、植え込み方法、必要株数、定着、PRPなどの併用治療まで、術式名に惑わされず比較する方法を解説します。

自毛植毛医師による医療情報レビュー済み公開日: 2026年9月18日更新日: 2026年9月18日公式情報確認日: 2026年9月18日
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目次

「FUEとFUTはどちらがよい?」「DHIはFUEより新しくて定着率が高い?」「刈り上げない植毛なら傷跡も残らない?」。自毛植毛を調べると、術式名やクリニック独自名称が多数出てきます。

しかし、術式選びで最初に分けたいのは、①どのようにドナー毛を採るか、②どのように移植部へ植えるか、③どの程度刈毛するかの3点です。

FUEとFUTは主に「採取方法」の違いです。DHIは一般にインプランターを使った「植え込み方法」を指し、FUEと排他的な別手術とは限りません。刈り上げないFUEも、FUEの採取工程を見た目に配慮して行う方法です。

この記事では、FUE・FUT・DHI・ノンシェーブンFUEを同じ軸で整理し、傷跡、ドナー、株数、手術時間、定着、費用、追加治療までを比較します。特定の術式を一律に推奨する記事ではなく、自分の条件に合う方法を医師と比較するためのハブです。

先に結論|「FUE・FUT・DHI」を同じレベルの選択肢として並べない

用語主に何を表す?確認すべきポイント
FUE毛包単位をパンチで1株ずつ採取する方法採取範囲、パンチ径、採取密度、オーバーハーベスト
FUT / strip後頭部などの皮膚を帯状に採取して株分けする方法線状瘢痕、頭皮の柔らかさ、縫合、必要株数
DHIインプランター等を使う植え込み方法として使われることが多い採取法は何か、インプランターの種類、誰が植え込むか
ノンシェーブンFUEドナーを大きく刈らずFUE採取する方法採取可能株数、手術時間、費用、術者の経験
long-hair FUE長い毛を保ったまま採取・移植するFUEの派生法適応、採取効率、費用、対応可能な株数

「DHIだからFUEではない」「刈り上げない植毛だから傷がない」という理解は避けてください。まず、採取方法と植え込み方法を分けて聞くのが術式比較の出発点です。

FUEとは|1株ずつ採る方法

FUEはFollicular Unit Excisionの略で、後頭部・側頭部などのドナー領域から毛包単位を小さなパンチで1つずつくり抜いて採取します。現在広く行われている自毛植毛の採取法です。[1]

FUEの特徴は、FUTのような一本の長い線状瘢痕を作らずに採取できることです。一方で、採取した場所には小さな点状瘢痕が残り得ます。短髪にすれば全く分からないと保証できる方法ではありません。

また、FUEでは後頭部から広く分散して採るため、採取密度が高すぎるとドナー全体が薄く見える「オーバーハーベスト」が問題になります。2026年のFUE合併症レビューでも、ドナー枯渇や低色素性瘢痕などがドナー部の合併症として整理されています。[2]

FUEとFUTの傷跡を詳しく比較する場合は、自毛植毛の傷跡は残る?FUEの白い点・FUTの線状瘢痕も参考にしてください。

FUTとは|帯状に採取して株分けする方法

FUTはFollicular Unit Transplantationと呼ばれ、日本ではストリップ法などの名称でも説明されます。一般的には、後頭部などから細長い帯状の頭皮を採取し、それを毛包単位へ分けて移植します。

採取部は縫合するため、線状瘢痕が残ります。傷の幅や目立ち方は頭皮の張力、治癒、術式、過去の手術などで変わります。

一方、FUTでは帯状に切除した範囲の毛包を利用できるため、大量のドナーを必要とする症例で検討されることがあります。FUEだけで生涯に必要な株数を採り続けると、ドナー密度が下がる可能性があるため、将来の追加手術まで含めて採取戦略を考える必要があります。FUEとlinear strip excisionを組み合わせて生涯ドナー収量を考える議論もあります。[3]

詳しい比較は自毛植毛のFUEとFUTの違いで整理しています。

FUEとFUTは「傷が小さい方が上」では決まらない

術式比較では傷跡が注目されますが、必要な株数、将来の追加植毛、ドナー密度、髪型まで含めて判断します。

比較項目FUEFUT
採取小さなパンチで分散採取帯状に頭皮を採取
代表的な傷点状瘢痕線状瘢痕
短髪点状瘢痕・密度低下が見える場合あり線状瘢痕が見える可能性
大量採取ドナー密度・採取上限を考慮症例によって多株採取を計画しやすい場合あり
頭皮の柔らかさFUTほど影響しない採取・縫合計画に影響
追加手術過去の採取分布を確認既存瘢痕と頭皮の余裕を確認

FUEを選べば「無傷」、FUTを選べば「古い術式」という整理ではありません。2024年の現代的自毛植毛の合併症スコーピングレビューでも、FUEとFUTの双方に術後合併症が報告されています。[4]

ドナーは有限|術式名より先に採取計画を聞く

自毛植毛では、移植できる毛は無限ではありません。後頭部の密度や毛径、安全に長期残存が期待できる範囲、AGAの進行パターンなどから、使えるドナーを計画します。

FUEの10人を対象にした研究では、対象範囲から平均で約35%の毛を採取した際のドナー密度変化が検討され、ドナー密度には個人差があるため慎重な採取が必要とされています。[5] これは35%を安全な一律上限として使えるという意味ではありません。

また、安全なドナー領域そのものにも個人差があります。681人を解析した研究では、一般的なsafe donor areaの枠に当てはまらない人も報告されており、保守的な評価とオーバーハーベスト回避が重要とされています。[6]

採取上限については自毛植毛のドナーは何株まで採れる?で詳しく解説しています。

DHIとは|多くの場合「植え込み方法」の話

DHI(Direct Hair Implantation)は、一般にインプランターを使い、毛包を移植部へ植え込む方法を指すマーケティング用語として使われることがあります。

重要なのは、DHIを受ける場合でも、ドナー採取そのものはFUEで行われることが多い点です。そのため「FUEかDHIか」という比較では、採取法と植え込み法が混ざっている可能性があります。

インプランターには、切開を作りながら植え込むsharp implanterや、事前に作ったスリットへ植え込む方法など複数の使い方があります。2023年のレビューでも、インプランターには複数の方式があり、どの植え込み方法を選ぶかは機器とチームの適応・長所短所によると整理されています。[7]

104人のFUE症例で、事前作成したスリットへインプランターで植え込む方法を報告した研究もありますが、対照群を置いた定着率の優越性試験ではありません。[8]

つまり、DHIという名前だけで「FUEより定着率が高い」「傷が少ない」と断定するのは適切ではありません。

DHIの詳細はDHI植毛とは?FUEとの違いで確認できます。

植え込みで大切なのは、器具名だけではない

移植部の自然さには、次のような要素が関わります。

  • 生え際の位置
  • 毛の向き・角度
  • 1本毛と複数本毛の配置
  • 移植密度
  • 株の乾燥・圧迫などの取り扱い
  • 体外時間
  • 移植部の血流

インプランターを使うか、スリット+鑷子で植え込むかだけで結果は決まりません。

2006年の小規模研究では、インプランターを用いて1cm²あたり20・30・40・50株を植えたところ、20・30株群の生着率が40・50株群より高かったと報告されています。[9] 症例4人と小さく、現在のあらゆる手技へ一律に使える密度基準ではありませんが、「多く詰めれば必ず良い」とは言えない一例です。

ノンシェーブンFUEとは|FUEを「刈り上げず」に行う工夫

ノンシェーブンFUE、unshaven FUE、non-shaven FUEなどは、後頭部を広く刈り上げずにFUE採取する方法です。

術後の見た目を隠しやすい点が大きな利点ですが、採取する毛だけを短く切るpre-trimming法や、長い毛のまま採るlong-hair FUEなど、実際の手法は複数あります。

2026年にはlong-hair FUEのレビューが発表され、刈毛を避けることで術後の見た目を保ちやすい一方、技術的難度や効率などのデメリットも整理されています。[10] また、236人のnonshaven FUE大規模セッションを報告した2026年の後ろ向き研究もありますが、単一チームの経験であり、通常FUEより優れていることを証明する比較試験ではありません。[11]

詳しくは刈り上げない自毛植毛とは?ノンシェーブンFUEで解説しています。

「刈り上げない=傷跡がない」ではない

ノンシェーブンFUEでも、採取そのものはFUEであれば小さなパンチ創が作られます。髪を残すことで術後の傷を覆いやすいことと、傷が存在しないことは別です。

また、見た目を保ちやすい反面、手技が複雑になり、手術時間や費用が増える場合があります。必要株数が非常に多い場合にどこまで対応可能かは、クリニック・術者の方法によって異なります。

カウンセリングでは、「どの毛を何cm刈るか」「採取部全体をどの程度隠せるか」「最大何株を想定しているか」を確認してください。

Sapphire FUEなどの名称は、何が違うかを具体化する

「サファイアFUE」などの名称は、FUEの採取方法そのものではなく、移植部のスリット形成に使用するブレード素材などを指す場合があります。

そのため「サファイアFUEだからFUEとは別」「サファイアなら定着率が必ず高い」とは考えない方がよいでしょう。機器・刃の素材だけでなく、移植密度、角度、株の取り扱いなど複数の要素が結果へ影響します。

2021年にはブレード形状と角度による創面積を数学的に比較した研究がありますが、臨床での長期定着率を無作為に比較した研究ではありません。[12]

クリニック独自名称を見たら、採取方法・植え込み方法・刈毛方法の3つに分解して説明してもらうと比較しやすくなります。

ロボット・モーター・手動パンチはどう考える?

FUEには手動パンチ、モーター駆動パンチ、吸引補助、ロボット支援などがあります。これらも「FUEかFUTか」とは別の層の違いです。

器具が自動化されていても、採取範囲の設計、パンチの方向、毛包の見極め、ドナーを採りすぎない判断が不要になるわけではありません。FUEの基礎レビューでも、安全な採取計画と均一なドナー採取が重要とされています。[1]

「ロボットだから医師の経験が関係ない」「手動だから最も丁寧」といった断定は避け、実際のチーム体制と症例を確認してください。

定着率は術式名だけで決まらない

「当院の術式は定着率○%」という表示を見ることがありますが、定着率の比較には注意が必要です。

定着には、ドナー採取時の毛包損傷、乾燥、保存液、体外時間、植え込み時の圧迫、移植密度、血流、喫煙や基礎疾患など多数の要素が関係します。2026年のFUE周術期コンセンサスでも、graft handlingや虚血時間などが移植株生存に関係する点が整理されています。[13]

また、術後1か月前後に移植毛が抜けても、毛包まで失われたとは限りません。定着率と「術後に見えている毛の割合」を同じものとして扱わないでください。

定着の見方は自毛植毛の定着率は何%?、術後経過は自毛植毛後の経過・ダウンタイム完全ガイドで詳しく整理しています。

保存液・株の取り扱いも結果へ影響し得る

採取した毛包は、移植されるまで体外にあります。乾燥や物理的損傷を避け、適切に保存することが重要です。

保存液の種類については比較研究もありますが、特定の保存液を使えば必ず定着率が上がるとは限りません。当サイトでは240人RCTを扱った自毛植毛の保存液で移植毛の脱落は減る?で詳細を解説しています。

患者側が保存液の銘柄だけでクリニックを選ぶより、採取から植え込みまでの体制、手術時間、株を扱うスタッフの経験を確認する方が実用的です。

PRPを併用すると定着率は上がる?

PRP(多血小板血漿)を自毛植毛へ併用する方法があります。

2025年の系統的レビューでは、対照群を持つ前向き研究3件、計217人を対象とし、PRP併用で毛髪密度、毛包生存、発毛開始時期などに良好な結果がみられました。一方、PRPの作製方法、投与法、評価方法に大きなばらつきがあり、標準化された評価も不足していました。[14]

したがって、PRPは「必須オプション」「使えば定着率が保証される」とは言えません。

詳しくはPRP併用で自毛植毛の定着率は上がる?で解説しています。

低出力レーザーなど追加治療はどう考える?

術前後に低出力レーザー(LLLT)などを組み合わせるクリニックもあります。当サイトでは10人の左右比較試験を自毛植毛前の低出力レーザーで定着率は上がる?で紹介しています。

小規模研究で良好な結果があっても、それだけで全員に必要な追加治療とは言えません。オプションを提案されたら、

  • 何を改善する目的か
  • 行わない場合との差はどの程度か
  • 自分の症例で必要と考える理由
  • 追加料金

を確認してください。

傷跡への植毛は通常のAGA植毛と同じではない

手術痕、外傷、熱傷などの瘢痕部へ自毛植毛を行う場合がありますが、瘢痕組織は正常な頭皮と血流や硬さが異なることがあります。

そのため、通常のAGAへの植毛と同じ密度・同じ定着を前提にせず、瘢痕の状態を評価する必要があります。傷跡への自毛植毛はできる?で詳しく整理しています。

術式を決める前に「何株必要か」を先に考える

術式比較で大切なのは、方法を選ぶことより、最終的にどの範囲をどの程度カバーする必要があるかです。

M字だけなのか、生え際から前頭部なのか、頭頂部まで広いのかで必要株数は変わります。さらに今後AGAが進行する可能性も考慮します。

必要株数が多い場合、1回で全て行うのか、段階的に行うのか、FUEだけで将来までドナーが足りるのかなど、長期計画が重要です。

初回カウンセリングでは、単に「FUEが希望」と伝えるより、今回使う株数・残すドナー・将来追加できる目安まで聞くことをおすすめします。

クリニック比較では「独自術式名」を分解する

各クリニックには独自の術式名があります。独自名称そのものが悪いわけではありませんが、他院と比較しにくくなることがあります。

次の表のように分解すると比較しやすくなります。

確認項目質問例
採取FUEですか、FUTですか。パンチ採取ですか
刈毛全刈り、部分刈り、ノンシェーブン、long-hairのどれですか
植え込みスリット+鑷子、インプランターなど何を使いますか
採取担当医師がどこまで行いますか
植え込み担当医師とスタッフの役割はどう分かれますか
ドナー設計今回の採取後にどの程度ドナーを残しますか
見積もり基本料金、株単価、ノンシェーブン加算、麻酔等を含む総額はいくらですか

名称を分解できれば、別のクリニックでも同じ条件で見積もりを比較できます。

比較候補の自毛植毛クリニック

当サイトでは、術式名のランキングではなく、実際の採取方法、刈毛、料金、必要株数、術後対応を確認して比較することを勧めています。

FUEが比較候補になりやすいケース

次のような希望では、FUEの説明を受ける価値があります。

  • 線状瘢痕を避けたい
  • 頭皮の切除・縫合を避けたい
  • 比較的短い髪型を希望する
  • ノンシェーブンなど刈毛を抑えた方法も検討したい

ただし、短髪でも点状瘢痕やドナー密度低下が見える場合があります。大量採取を希望する場合には、生涯ドナーまで含めてFUTとの比較も聞いておくとよいでしょう。

FUTを最初から除外しない方がよいケース

FUTを必ず選ぶべきという意味ではありませんが、

  • 必要株数が非常に多い
  • 将来の追加植毛も含めてドナー収量を最大化したい
  • 線状瘢痕を髪で隠せる
  • 過去のFUEでドナーが既に減っている

といった場合は、FUTを含めたドナー戦略を説明してもらう価値があります。

一方、ケロイド傾向や頭皮の状態などにより適否は個別に判断されます。患者側で術式を決め打ちせず診察を受けてください。

ノンシェーブン・DHIに追加料金を払う前に確認すること

ノンシェーブンやDHIは、見た目や手術工程にメリットがある場合があります。しかし、名前だけで定着率が保証されるわけではありません。

追加料金がある場合は、

  1. 通常FUEと何が具体的に違うか
  2. 採取可能株数に差があるか
  3. 手術時間はどの程度変わるか
  4. 傷跡・術後の見た目はどう違うか
  5. 定着率に直接比較のデータがあるか
  6. 今回の自分にその追加が必要な理由

を確認してください。

よくある質問

FUEとFUTではどちらが定着率が高いですか?

術式名だけで一律に決められません。採取時の毛包損傷、株の取り扱い、体外時間、移植密度、術者・チームなど多くの要因が関係します。傷跡とドナー戦略を含めて比較してください。

DHIはFUEより新しくて優れた方法ですか?

DHIは植え込み方法を指すことが多く、採取自体はFUEで行われることがあります。「FUE対DHI」という表現では比較軸が異なる場合があります。インプランターを使うこと自体が定着率の優越性を保証するわけではありません。

刈り上げないFUEなら術後にバレませんか?

通常FUEより採取部を髪で隠しやすいことがありますが、赤み、腫れ、移植部のかさぶたなどは残り得ます。必要株数や髪型によって見え方も変わります。

FUEは傷跡が残りませんか?

残る可能性があります。採取部には小さな点状瘢痕が生じ、採取密度が高いと全体の薄さも目立つ場合があります。

FUTの線状瘢痕は必ず目立ちますか?

必ずではありません。傷の幅、髪の長さ、治癒、頭皮の張力などで見え方は変わります。一方、非常に短い髪では露出する可能性があります。

DHIなら高密度に植えられますか?

インプランターは密度や角度を設計する一つの器具ですが、高密度にするほど必ず定着や見た目が良くなるわけではありません。血流や株の損傷を考慮した設計が必要です。

サファイアFUEは通常FUEより定着率が高いですか?

ブレード素材・形状に関する研究はありますが、サファイアという名称だけで全ての症例で定着率が高いと断定できる十分な比較根拠はありません。

PRPは付けた方がよいですか?

植毛併用PRPには良好な報告がありますが、研究は少なく方法もばらついています。必須治療とは言えず、追加費用と根拠を確認して判断します。

何株あれば十分ですか?

範囲、既存毛、毛径、頭皮色とのコントラスト、希望密度、将来のAGA進行で変わります。「1000株なら全員同じ範囲を埋められる」とは考えないでください。

まとめ|術式名より「採る・植える・刈る」を分けて比較する

自毛植毛の術式選びでは、FUE・FUT・DHI・ノンシェーブンFUEを同じ種類の選択肢として単純比較しないことが重要です。

FUEとFUTは主にドナー採取方法、DHIは主に植え込み方法、ノンシェーブンFUEはFUEの刈毛方法の工夫です。

そのうえで、必要株数、傷跡、ドナー残量、髪型、手術時間、費用、術後の見た目、将来の追加手術まで含めて比較してください。

術式の名称が魅力的でも、最終的な結果はドナー設計、株の取り扱い、生え際デザイン、植え込み角度、術後管理など複数の要素で決まります。カウンセリングでは「この術式が一番だから」ではなく、なぜ自分にはその採取法・植え込み法が合うのかを具体的に説明してもらうことが大切です。

参考文献・確認資料

  1. Lam SM. Follicular Unit Excision (FUE) Basics. Facial Plast Surg. 2024;40(2):158-167. PMID:37734402.
  2. Romera de Blas C, et al. Complications in follicular unit excision hair transplantation: current evidence and practical approaches. 2026.
  3. Harris JA. Follicular Unit Excision-Linear Ellipse Donor Harvesting Technique. 2023. PMID:37879352.
  4. A Scoping Review on Complications in Modern Hair Transplantation: More than Just Splitting Hairs. 2024. PMID:39179656.
  5. Effect of Follicular Unit Extraction on the Donor Area. PMID:30083502.
  6. Occipital Donor Area Grading and Profile in Indian Population. 2023. PMID:37554682.
  7. Advancements in Graft Placement Techniques. 2023. PMID:37879353.
  8. Bansal A, et al. Use of Implanters in Premade Recipient Sites for Hair Transplantation. J Cutan Aesthet Surg. 2019;12(4):250-254.
  9. Lee W, et al. Survival rate according to grafted density of Korean one-hair follicular units with a hair transplant implanter. Dermatol Surg. 2006.
  10. Rodríguez Tamez G, Jiménez F. Long-Hair FUE: Advantages and Disadvantages of the Most Recent Technique in Hair Transplantation. Actas Dermosifiliogr. 2026.
  11. Nonshaven Follicular Unit Extraction with Pretrimming Method and a Large-Session Hair Transplantation. 2026.
  12. Ahmad M, Ismail M. Effect of different shapes of recipient site creation micro-blades at varying angles and wound injury. J Cosmet Dermatol. 2021.
  13. Enhancing Graft Survival Rates in Follicular Unit Excision: A Chinese Expert Consensus on Perioperative Procedures. 2025.
  14. Sindhusen S, Tawanwongsri W, Eden C. Efficacy of Platelet-Rich Plasma as an Adjunct to Hair Transplantation: A Systematic Review. Cureus. 2025;17(10):e94116.
  15. 日本皮膚科学会. 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版.

医療情報・文献の確認日:2026年9月18日。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の術式選択を指示するものではありません。自毛植毛は自由診療で、効果・定着・傷跡・必要株数には個人差があります。クリニック独自の術式名、料金、対応可能株数は変更されることがあるため、最終的には各院の公式情報と診察内容を確認してください。

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