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酒さの赤みにPDL・狭帯域IPL・広帯域IPLはどう違う?112人の2025年比較研究を検証

紅斑毛細血管拡張型酒さ112人の後ろ向き比較研究をもとに、PDL・狭帯域IPL・広帯域IPLの赤み、痛み、有害事象、再発と研究の限界を整理します。

メンズ美容皮膚科医師による医療情報レビュー済み公開日: 2026年10月5日更新日: 2026年10月5日公式情報確認日: 2026年10月5日

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目次▾

顔の赤みや細い血管が続く紅斑毛細血管拡張型酒さでは、パルス色素レーザー(PDL)やIPLが治療候補になります。では、PDL、波長域を絞った狭帯域IPL、広い波長域を使う広帯域IPLのうち、どれが優れているのでしょうか。

2025年に、3種類の光・レーザー治療を受けた112人を比較した後ろ向き研究が報告されました。結果だけを見ると、狭帯域IPL群は赤みの評価で良好な数値を示しました。しかし、この研究はランダム化比較試験ではなく、男性は39人だけで男女別の結果もありません。群間差は小さく、95%信頼区間は報告されず、表には数値の不整合もあります。[1]

この記事では、論文のデザイン、対象、照射条件、赤み・痛み・有害事象・再発の数値を確認し、男性が国内で治療を選ぶときにどこまで参考にできるかを整理します。酒さ全体の診断や薬物治療、日常ケアを先に確認したい方は男性の赤ら顔・酒さ治療ガイド、IPLの仕組みと一般的な注意点は男性のIPL・光治療ガイドをご覧ください。

結論:この1研究だけで「狭帯域IPLが最良」とは決められない

今回の研究では、3回治療後の赤みを示すCEAスコアが、狭帯域IPL群でPDL群、広帯域IPL群より低くなりました。VISIAで測定した赤み領域も、狭帯域IPL群は広帯域IPL群より低い数値でした。一方、痛みと再発率には統計学的な群間差がありませんでした。[1]

ただし、次の理由から「誰にでも狭帯域IPLが最も効く」とは言えません。

  • 後ろ向き研究で、治療法を無作為に割り付けていない
  • 1施設、112人の比較で、治療を完了し記録がそろった人だけが対象
  • 男性は39人で、男性だけの効果・安全性は解析されていない
  • 主要な群間差の95%信頼区間が示されていない
  • PDLと狭帯域IPLのCEA差は0~4点尺度で0.17点だった
  • 使用機器、照射条件、施術後の外用・遮光が特定のプロトコルに限られる
  • 皮脂量などを示す表に、本文と整合しにくい数値がある

国内の2023年ガイドラインは、紅斑毛細血管拡張型酒さにPDL、ロングパルスNd:YAGレーザー、IPLを「選択肢の一つ」として推奨しています。推奨度はC1で、特定の方式を一律に第一選択とする位置づけではありません。[2]

対象論文の基本情報

項目内容
論文Tang J, He X. Comparison of the efficacy and safety of pulsed dye laser, narrow-band intense pulsed light, and broad-band intense pulsed light in the treatment of erythematotelangiectatic rosacea
雑誌・年American Journal of Translational Research. 2025;17(7):5530-5543
DOI / PMIDDOI: 10.62347/LMUT4952 / PMID: 40821078
研究デザイン単施設の診療記録を用いた後ろ向き比較研究
対象期間2021年5月~2024年4月
対象紅斑毛細血管拡張型酒さの成人112人、Fitzpatrick皮膚型II~IV
群PDL 36人、狭帯域IPL 38人、広帯域IPL 38人
治療回数4週間隔で3回
主な評価CEA、VISIA、皮膚生理指標、痛み、RosaQoL、有害事象、再発
最終治療直後の評価3回目の4週間後
利益相反著者は利益相反なしと記載

論文は全文公開されており、抄録だけでなく方法、表、考察まで確認できます。[1] ただし、研究計画の事前登録、統計解析計画、患者ごとの生データは本文から確認できません。この記事では、全文で確認できた事項と、論文からは判断できない事項を分けて扱います。

研究参加者:男性への直接性は限定的

PDL群36人のうち女性25人、狭帯域IPL群38人のうち女性25人、広帯域IPL群38人のうち女性23人でした。男性はそれぞれ11人、13人、15人で、合計39人、全体の34.8%です。[1]

平均年齢は各群ともおよそ45歳で、年齢、性別構成、体格、皮膚型などの開始時点の項目に有意差はないと報告されています。しかし、「有意差がない」ことは3群が完全に同じという意味ではありません。少人数では、臨床的に重要な違いがあっても統計的に検出できない場合があります。

また、男性だけのCEA、痛み、色素変化、再発は示されていません。ひげの密度、毎日のシェービング、屋外勤務、男性での皮脂量といった条件によって反応が変わるかも、この研究では分かりません。したがって、研究全体の平均を男性個人の予測値として使うことはできません。

3群で実施された治療

PDL群

PDL群では500~600nmの範囲と記載された装置を使い、パルス幅10~15ミリ秒、フルエンス8.4~10.6J/cm²、1×3cmのスポット、15~20%の重なりで照射しました。冷水スプレーと施術後の冷却を行い、赤みの暗色化・退色、毛細血管の不明瞭化や消失などを臨床的な照射終点としました。4週間隔で3回です。[1]

一般にPDLは特定の波長を使うレーザーですが、この論文の装置・表記を、日本で使われるすべての595nm PDLと同じものとして扱うことはできません。製品、波長、パルス幅、スポット、冷却方式が違えば、効果と有害事象も変わり得ます。

狭帯域IPL群

狭帯域IPL群は500~600nm、スポット30×10mm、パルス幅10または12ミリ秒、フルエンス8.4~11.6J/cm²でした。あご下でテスト照射を行い、皮膚型、重症度、反応に合わせて設定しました。照射の重なりは10%未満です。[1]

狭帯域IPLは、広い波長域から血管治療に関係する帯域を絞る考え方です。ただし「狭帯域」という名称だけで装置やフィルターが同一になるわけではありません。本研究と別装置の成績をそのまま置き換えることはできません。

広帯域IPL群

広帯域IPL群は590~1200nm、スポット35×15mm、2連続パルス、パルス幅3~4.5ミリ秒、遅延20~40ミリ秒、フルエンス14~19J/cm²でした。狭帯域IPLと同じく、テスト照射と冷却ジェルを用い、照射の重なりは10%未満です。[1]

広帯域IPLのフルエンスが数値上高くても、PDLや狭帯域IPLより「強い」と単純比較はできません。波長域、パルス構成、スポット、光源が異なるため、J/cm²だけを横並びにしないことが重要です。

3群とも各回後に0.1%トリアムシノロン軟膏を顔全体へ塗り、SPF30の日焼け止めを使うよう指示されました。[1] これは本研究のプロトコルであり、日本の診療で全員に同じ外用を行う根拠にはなりません。施術後の外用薬は、自己判断で真似せず施術医に確認してください。

赤みの結果:狭帯域IPL群が低かったが、差は小さい

CEAスコア

CEAは医療者が赤みを0~4で評価する尺度です。治療前の平均はPDL群3.18、狭帯域IPL群3.06、広帯域IPL群3.11で、群間差はありませんでした。治療後は次の通りです。[1]

群治療前 CEA治療後 CEA
PDL3.18±0.352.18±0.28
狭帯域IPL3.06±0.312.01±0.27
広帯域IPL3.11±0.332.26±0.25

狭帯域IPL群はPDL群より0.17点、広帯域IPL群より0.25点低く、論文では統計学的有意差が報告されています。しかし、95%信頼区間は示されておらず、0.17点または0.25点の差が患者にとってどの程度実感できる差かは明らかではありません。

各群の治療前後差を見ると、いずれも平均値は下がっています。ただし無治療群がないため、自然変動、季節、スキンケア、日光対策、施術後の外用などの影響を分けられません。

VISIAの赤み領域・ポルフィリン

VISIAによる画像解析では、治療後の赤み領域スコアが狭帯域IPL群20.15±3.32、広帯域IPL群22.68±5.47で、狭帯域IPL群が低い結果でした(p=0.019)。ポルフィリンスコアも狭帯域IPL群3.59±1.16、広帯域IPL群4.38±1.34で差がありました(p=0.020)。[1]

一方、シミ、しわ、肌理、毛穴、紫外線斑、茶色斑には、治療後の群間差が認められていません。赤みの治療研究から「毛穴やしわにも3方式の優劣がある」と広げることはできません。

痛み:3群の平均差は確認されなかった

治療中の痛みを0~10で評価したVAS平均は、PDL群3.28±1.12、狭帯域IPL群3.15±1.05、広帯域IPL群3.56±1.24でした。群間差はp=0.308で、統計学的有意差はありませんでした。[1]

これは3方式の痛みが完全に同じという証明ではありません。各群30人台の研究で、患者が治療法を知っていた可能性があり、冷却や設定も異なります。鼻、頬、ひげ部位など照射場所ごとの痛みも示されていません。

痛みが強いほど効くわけでも、痛みが少なければ照射不足とも言えません。受診時には、前回の痛み、赤みが引くまでの時間、水疱やかさぶたの有無を具体的に伝え、設定は医師に判断してもらいます。

有害事象:色素変化は広帯域IPL群で多かった

報告された有害事象は次の通りです。[1]

有害事象PDL 36人狭帯域IPL 38人広帯域IPL 38人
紫斑001(2.6%)
紅斑性浮腫1(2.8%)00
水疱1(2.8%)1(2.6%)4(10.5%)
かさぶた2(5.6%)01(2.6%)
色素変化5(13.9%)1(2.6%)8(21.1%)

色素変化の全体比較はp=0.050でした。一般的な慣例では有意水準の境界に当たる値であり、広帯域IPLのリスクが確定したと断定すべきではありません。各イベント数も少なく、信頼区間は示されていません。

水疱は広帯域IPL群で4人と数値上多いものの、群間差はp=0.220でした。希少な有害事象を30人台の群で正確に比べるには検出力が不足します。「有意差なし」を「同じ安全性」と読み替えないでください。

強い痛みが続く、水疱やただれが広がる、目の痛み・見え方の変化がある場合は、次回予約まで待たず施術院へ連絡します。眼症状がある場合は眼科への相談が必要です。

皮脂量の結果は、表の不整合に注意する

論文は、治療後の皮脂量が広帯域IPL群で低かったと報告しています。治療後の平均はPDL群83.24±11.18、狭帯域IPL群82.76±11.34、広帯域IPL群70.31±11.26で、群間p<0.001でした。[1]

しかし、表3では広帯域IPL群の治療前皮脂量が21.39±3.11、同群の治療前水分量が95.28±14.28と記載され、他群の値や本文の説明と整合しにくい状態です。皮脂量と水分量の行で数値が入れ替わった可能性などが考えられますが、読者側で訂正内容を決めることはできません。

このため、「広帯域IPLは皮脂を確実に減らす」という結論は保留すべきです。訂正文や生データで確認できない限り、表の値を治療選択の主な根拠にしないほうが安全です。

QOL:感情・症状領域に差、機能領域には差なし

RosaQoLは酒さによる生活への影響を評価する尺度で、低いほど負担が少ない方向です。治療後の感情領域はPDL群47.42±7.83、狭帯域IPL群43.25±5.66、広帯域IPL群44.54±6.65でした。症状領域はそれぞれ36.25±4.09、33.64±3.29、35.36±4.12で、群間差が報告されています。機能領域は26.82±2.73、25.24±3.25、26.25±2.89で差がありませんでした。[1]

ただし、本文で示されるのは主に治療後の群間比較で、治療前から各人がどれだけ変化したかを十分に判断できません。質問票の差が男性の仕事、ひげ剃り、人前での困りごとにそのまま当てはまるとも限りません。

再発:3群差はないが、読み方に注意

論文が示す再発者は、PDL群5人(13.9%)、狭帯域IPL群3人(7.9%)、広帯域IPL群4人(10.5%)で、群間差はありませんでした。[1]

表には3、6、12、18か月の時点別人数が示されていますが、18か月時点はいずれも0人です。これは「18か月後に全員が再発していない」という累積再発率とは読み取れません。どの時点まで何人を追跡できたか、再発後をその後の時点でどう数えたかが明確でないためです。

治療を完了し記録がそろった患者だけを対象にした後ろ向き研究では、通院を中断した人や別治療へ移った人が除かれ、再発率が低く見える可能性もあります。維持期間を決めるには、より明確な追跡設計の前向き研究が必要です。

この研究の主な限界

1. 無作為化されていない

治療法の選択理由が十分に説明されていません。医師の判断、患者の希望、費用、皮膚型、症状の特徴などが群分けに影響していれば、治療そのもの以外の違いが結果に混ざります。

2. 単施設・少人数

各群36~38人で、希少な有害事象や小さな群間差を安定して推定するには不足しています。施設の施術技術、機器、患者背景への依存もあります。

3. 男性だけの解析がない

全体の約3分の1が男性ですが、男性の効果量、色素変化、痛み、再発は不明です。男性向けサイトでは重要な直接性の限界です。

4. 無治療・標準治療のみの対照群がない

3種類の照射を比較していますが、自然経過、日光対策、スキンケア、外用薬のみと比べていません。各群の治療前後差を照射だけの効果とは断定できません。

5. 95%信頼区間が示されていない

p値は報告されていますが、主要な群間差の95%信頼区間がありません。差の推定精度や、臨床的に意味のある範囲を評価しにくい結果です。

6. 多数の項目を比較している

CEA、VISIAの複数項目、皮脂、水分、QOL、有害事象など多くの検定を行っています。多重比較の調整が十分でなければ、偶然に有意となる結果が含まれる可能性があります。

7. 表データの不整合

皮脂量・水分量の治療前値など、本文と整合しにくい箇所があります。訂正前の可能性もあるため、該当する結論の確実性を下げて評価する必要があります。

8. 装置と術後ケアが限定的

特定装置、特定条件、全顔へのトリアムシノロン外用、SPF30というプロトコルです。日本で使う別装置・別設定・別の術後ケアへそのまま一般化できません。

国内ガイドラインではどう位置づけられているか

日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」は、紅斑毛細血管拡張型酒さに、595nm PDL、1,064nmロングパルスNd:YAGレーザー、IPLを選択肢の一つとして推奨しています。推奨度はC1で、各機器の特性を理解して行うことが望まれるとしています。[2]

このガイドラインの検索は2022年3月までの文献が中心で、今回の2025年研究は反映されていません。一方、今回の研究は後ろ向きで限界が大きいため、ガイドラインの推奨順位を直ちに変更するほどの証拠とは言いにくいです。

PMDAの一般的名称では、IPL機器は「皮膚疾患用光治療器」として、可視光から赤外線までの連続スペクトル光を発する装置と定義されています。[3] ただし、この分類があることと、個別製品が酒さに承認されていることは別です。受診先では、使用する製品名、承認・認証状況、今回の診断に対する使用が承認範囲内か、適応外かを確認してください。

男性が診察で確認したい5項目

1. 本当に紅斑毛細血管拡張型酒さか

赤ら顔は病名ではありません。酒さ、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、ニキビ後の赤み、薬剤による変化などを診察で分けます。目の乾燥・痛み・まぶしさ・かすみがあれば、眼型酒さを含む目の病気について眼科相談が必要か確認します。

2. 面状の赤みと見える血管のどちらを狙うか

頬全体の赤み、鼻周囲の細い血管、ほてり、丘疹・膿疱では、同じ評価法になりません。照射で何を改善し、薬や日常ケアで何を管理するかを分けて聞きます。

3. 装置名だけでなく実際の照射内容

「PDL」「IPL」という名称だけでは、波長、フィルター、パルス、冷却、範囲、重ね方が分かりません。患者が数値を指定する必要はありませんが、今回その装置を選ぶ理由と、どの反応を見て次回を調整するかは確認できます。

4. ひげ剃り・日焼け・仕事の条件

深剃りで傷がある日、日焼け後、屋外勤務が続く時期は、照射計画に影響します。ひげを残したい範囲、マスクの摩擦、施術後に人前へ出る予定も伝えます。

5. 1回価格ではなく再評価までの総額

診察料、照射範囲、薬、冷却、術後診察、推奨回数、延期・解約条件をそろえて比較します。3回コースを契約する前に、初回後のどの時点で赤みと有害反応を評価し、続けるか変更するかを決めるのかを聞いてください。

治療法を選ぶときの実用的な読み替え

今回の研究から分かるのは、「特定の1施設で、特定の条件により3回治療を完了した112人では、狭帯域IPL群の一部の赤み指標が他群より低かった」という範囲です。

分からないのは、「日本人男性のあなたに最適な装置」「1回ごとの改善確率」「長期的に再発しにくい方式」「色素変化を避けられる個別設定」です。これらは診断、肌色、血管の太さ・深さ、既往歴、前回反応、使用機器で変わります。

治療前に同じ照明・距離で写真を残し、普段の赤み、ほてり、見える血管、生活上の困りごとを別々に記録します。治療後も同じ項目で比べれば、単に「なんとなく良い」「痛かったから効いた」と判断するのを避けられます。

よくある質問

狭帯域IPLはPDLより効果が高いのですか?

この研究では治療後CEAが狭帯域IPL群で0.17点低い結果でしたが、後ろ向き研究で95%信頼区間も示されていません。すべての患者に狭帯域IPLが優れるとは言えません。

広帯域IPLは避けたほうがよいですか?

一律には言えません。今回の研究では色素変化が数値上多く、皮脂量の表にも不整合がありますが、特定装置・条件の少人数研究です。診断、肌色、設定、冷却、施術者の経験を含めて判断します。

男性も同じ結果を期待できますか?

男性は112人中39人で、男性だけの解析はありません。ひげ、シェービング、皮脂、日光曝露などを含む男性特有の条件への確実性は低いです。

3回受ければ治りますか?

研究は4週間隔で3回行いましたが、完治や再発しないことを保証していません。酒さは慢性疾患で、日常ケアや薬物治療を含めた管理が必要になることがあります。

PDLとIPLの痛みは同じですか?

平均VASに有意差はありませんでしたが、同等性を証明した試験ではありません。部位、設定、冷却、個人差で変わります。

日本では保険適用になりますか?

診断、使用機器、治療内容で扱いが異なります。酒さへの光・レーザー治療は自由診療として案内されることが多いため、受診先に保険診療と自由診療の範囲、総額を確認してください。

目の症状があっても顔の照射でよくなりますか?

この研究は顔面の紅斑・毛細血管拡張を主に扱っており、眼型酒さの治療効果を示すものではありません。目の痛み、かすみ、強いまぶしさ、見え方の変化があれば眼科へ相談してください。

まとめ

112人の2025年後ろ向き研究では、3回治療後の一部の赤み指標で狭帯域IPL群がPDL群・広帯域IPL群より低い結果でした。しかし、無作為化されておらず、男性は39人、群間差の95%信頼区間はなく、表データにも不整合があります。

この研究は治療候補を考える材料にはなりますが、方式の順位表ではありません。国内ガイドラインもPDL、ロングパルスNd:YAGレーザー、IPLを「選択肢の一つ」としています。診断、狙う症状、装置と設定、有害反応、再評価時期、総額を医師と確認して選んでください。美容皮膚科の選択肢全体はメンズ美容皮膚科・肌治療ガイドでも整理しています。

参考文献・確認資料

本記事は2026年10月5日に以下の公開資料を確認して作成しました。主対象論文は全文を確認し、抄録だけでは判断できない照射条件、表、追跡、限界も点検しています。

  1. Tang J, He X. Comparison of the efficacy and safety of pulsed dye laser, narrow-band intense pulsed light, and broad-band intense pulsed light in the treatment of erythematotelangiectatic rosacea. American Journal of Translational Research. 2025;17(7):5530-5543. DOI: 10.62347/LMUT4952. PMID: 40821078. PMCID: PMC12351582. PubMed / 全文 / 出版社PDF
  2. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン策定委員会、山﨑研志、赤松浩彦、ほか. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023. 日本皮膚科学会雑誌. 2023;133(3):407-450. DOI: 10.14924/dermatol.133.407. 日本皮膚科学会公開PDF
  3. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA). 一般的名称「皮膚疾患用光治療器」(コード45220002). 医療機器基準等情報提供ページ

本記事は一般的な医療情報であり、診断や個別の照射設定を示すものではありません。治療の適応、承認範囲、施術後の外用薬、受診の緊急性は医師へ確認してください。

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